カテゴリ
以前の記事
最新のトラックバック
■関連サイト
・砂山典子関連
□C.Snatch Z. □dumb type ・横浜美術館関連 □横浜美術館 □横浜市芸術文化振興財団 ・横浜日仏学院 □東京・横浜・日仏学院 ・横浜フランス月間・2006 □横浜フランス月間・2006 ・ART LAB OVA関連 □ART LAB OVA □ヘンてこかわいいART LAB OVAのblog 検索
タグ
砂山典子
横浜美術館
むせかえる世界
スカート
男性
エレガント
エロ
性的介助
下着
コミュニケーション
ダム・タイプ
フランス
ブリキの太鼓
ミソジニー
ラベンダー
金玉
原万希子
子宮
女装子
尻
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
2006年6月16日-25日まで、横浜美術館のグランドギャラリーでむせかえる世界の展示が開催されました。 その時のパフォーマーたちによる「むせかえる世界体験レポート」です。 <むせかえる世界基金参加者のためのメーリングリストより抜粋> ++++++++++++++++++++++++++++++ From: えり Date: 2006年6月21日(水) 午前9時14分 Subject: おつかれさまでした。えり さまざまなことがあり、 ヅさんもいわれていたようにこの作品は身体を無防備な状態にして 危険にさらしてるんだなーと実感しました。 だからこそ、NOも言わなくっちゃねということになります。 けれども、普段いいなれてないとちょっと難しいので、 私はウザい人がきたときやちょいヤバなときは スカートのすそをつまんでは落としを繰り返し、 「これこれ、おぬし何をしておる」と信号を送ってました。 意外に効果ありです。お試しあれ。 座った感想を少し。 最初は緊張で引きつっていたと思われます。 普段しない営業スマイルとか。 すごーく背は高い方ではないのですが、普段から自分を極力目立たないようにしてい るのでしょうか。 肩が縮まって猫背ぎみなのが、高いところに座ると余計そうなるらしく かっちょ悪かった模様。 エレガンス、気品という点では今ひとつだったかもしれません。 最後まで「サウナから出てきたひと」とか、言われてましたし。 ただ自分が座っていて、サポートしてもらったり 逆に人が座っている時にサポートしたり、同じ人たちとの関係の中で 時間ごとに役割分担がはっきりした形でシャッフルされるのがとても面白かったで す。 なんか信頼感とかってこうやって作られているんだなと思いました。 親密さについていろいろ考えさせられました。こんな有機的な作品に参加するチャン スをくださってありがとうと言いたいです。 ++++++++++++++++++++++++++++++ From: ヅ ART LAB OVA Date: 2006年6月23日(金) 午前3時30分 Subject: オスジニー えりさん > 私はウザい人がきたときやちょいヤバなときは > スカートのすそをつまんでは落としを繰り返し、 > 「これこれ、おぬし何をしておる」と信号を送ってました。 エレガントなヒント、ありがとう。 ところで、えりさん的に、 > 私はウザい人がきたときやちょいヤバなとき は、どんな人で、どんな時でしたか? そして、ミソジニー(女性嫌悪)ならぬ、オスジニー(=男性嫌悪ってことですよね?)のえりさんは、男性の入ってきたとき、女性のとき、それぞれどんな感想を持ちましたか? ++++++++++++++++++++++++++++++ From: えり Date: 2006年6月23日(金) 午後1時53分 Subject: オスジニスト語る。 お疲れ様です。 スカートの下の親密な会話みたいになってきました。 いいツッコミです。 痛いところをついております。 長ーいのでお急ぎでない時に読んでくださいね。 お急ぎの方は3のまとめだけお読みになってください。 1説明 2体験 3まとめ 火曜のパフォーマンスの後、ぼちぼち自分の体験を話し始めていますが、 そもそもオスジニーなのに、なんでパンツ丸出しにしてんだろう???という 自己矛盾に気がつき、うーむと悩んでしまっていたところです。 1 私がオスジニーという言葉を使い始めた理由を説明しますね。 それは去年弟に暴力を受けたこと、いわゆるDV被害にあったことにあります。 自分にとって身近な人が暴力を発動するほどの怒りをもっているということは 非常にショッキングで、それ以来世の中の“男性”が みんな敵にまわったような気がしました。 そんなわけで、普段からオスジニーですと言っておくと 大概男性は距離をとってくれるので使ってたんだなと思います。 コミュニケーションの回路を遮断することが自己防衛の一つだったのです。 2 最初に正面からもぐってきた男性はすごーくこわかったんですよ。 ちょっと、いや非常に、焦りました。 でも、すぐ異常に察知して飛んで来てくれたのがボランティアパフォーマーの唯さんでした。 感謝してます。 その男性には悪いですけど、ほんとにたすかりました。 それですごく安心したんですよ。 それから入れ替わり立ち代替わり、誰かがスカートの下にいてくれたのも 実はすごく心強かったです。 たぶん下にいる人は私という保護ネットの下にいて 安心し、私もまた下に誰かがいてくれることで大丈夫と思えたんでしょう。 とても不思議な体験でした。 > > 「ウザい人がきたときやちょいヤバなとき」は、どんな人で、どんな時でしたか? ウザ、ヤバってこうしてみるとなんだかネガティブで攻撃的な感じがしますが ちょっと困ったなと思ったのは、こんなことでした。 カップルが仲良く入って来てくれたのはよかったのですが、 二人ともお尻にスカートのすそを踏んでいたのです。 私のおなかが引っ張られて、ちょっと転倒する危険を感じました。 下ではきっと楽しい雰囲気を満喫してるのだろうなー、 声をかけることで邪魔したくないなと思ったので つんつんと信号を送ってみました。 気がついてすそを直してくれたのでそれでわかってくれたようです。 >男性の入ってきたとき、女性のとき、それぞれどんな感想を持ちましたか? 男性は、あんまり入ってこなかったですよ。。 入ってきたときはこわごわ静か上で警戒にあたってたような。 それより外からの視線のほうが気になってましたね。 スカートのすその際でもじもじと、あるいはきらきらした まなざしで長い間ぼーっとたたずむひとが一人ではなかった のがびっくりで。 私の当惑を察知していたのか、 じっと私の承認を待っていてくれてたのか、今となっては分かりませんが 勝手にもぐって傍若無人に振舞うとおもっていたので センシティブさも持ち合わせていたか、ヤラレタ。と思いました。 嫌悪感の根拠が崩れたというか、私にはいい意味でショックでしたね。 逆におばさま集団が入ってきたときに 「足触ってやろうか?ぎゃはははー」みたいないわゆるオジンなノリだったのは 大変興味深かったです。。 何かはじけてるな、あの人たち。 ある意味私は女性の暴力性はないと思い込んでるところあります。 どちらかというと女性好きだし。 女性が下にいる間、ぜんぜん気にならなかったわけですから。 3 MLを通して、本当にさまざまなとらえ方があって感想を読むだけでも 価値観が変わった感じがしました。 性別など関係なしに個人個人は多様であるはずなのに 人を集団としてひとくくりにして見ることによって どれだけ自分の考えが成り立っているのかとも思いました。 集団を嫌悪しても何も変わらないのかもとも。 最後にスナッチさんのパフォーマンスはすごかったですよ。 すいすい、さくさく、人を呼び込み、スカートのふそがもこもこと膨らんでいき うごめいているのはほほえましかったです。 前にあっけらかんと 「来たらみんな受け入れる。来た人ことわったら、失礼じゃん、ねー」 と前におっしゃってたことを思い出して懐深い! 姐さん。。と思ってしまった。 秘蔵DVDもすごかった。 面白すぎて私には言語化する手段も持ち合わせてません。 あとスナッチさんのキュートな足をさわらせてもらいました! その時に、思ったのは私もまた暴力性をもちうる存在なのに身をゆだねてくれる。 すごいなーということ。 すごく親近感がわきました。 迷惑かもだけど。 ■■むせかえる世界基金■■ 伝説の赤いドレスを目覚めさせ、作家の故郷である横浜に甦らせるために「むせかえる世界基金」を設立いたしました。 -幻のドレスとフレンチビデオアートetc.でむせかえる横浜美術館-■■"un musee parfume": A SULTRY WORLD■■ ■■むせかえる世界基金■■Fund for "A SULTRY WORLD"■■ ・お申し込み/お問い合わせ ■むせかえる世界基金事務局 〒231-0062横浜市中区桜木町3-13大島ビル5FART LAB OVA内 E-mail:musekaeru@excite.co.jp BLOG:http://musekaeru.exblog.jp/ MIXIコミュ<むせかえる世界基金>もあります 関連リンク: □横浜美術館 □横浜フランス月間・2006
by musekaeru
| 2006-07-05 13:59
| パフォーマー体験ノート
|
ファン申請 |
||