むせかえる世界基金2006
2011-03-25T21:53:05+09:00
musekaeru
幻の赤いドレス「むせかえる世界2006-Un Monde Parfume-」を横浜へ!
Excite Blog
むせかえる世界~横浜若葉町<A SULTRY WORLD in Wakaba Yokohama>
http://musekaeru.exblog.jp/15100532/
2011-03-25T21:57:00+09:00
2011-03-25T21:53:05+09:00
2011-03-25T21:51:54+09:00
musekaeru
未分類
<A SULTRY WORLD in Wakaba Yokohama>のサイトはこちらになります。
http://musekaeruw.exblog.jp/
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■■un musee parfumむせかえる横浜美術館■■
http://musekaeru.exblog.jp/4708725/
2006-11-30T00:38:00+09:00
2006-11-17T17:08:29+09:00
2006-05-18T00:38:33+09:00
musekaeru
展覧会について
「横浜フランス月間2006」の一環として、ライヴ・インスタレーションや映像による複合的な作品展示を横浜美術館でおこないました。
□横浜フランス月間2006
メインは、1995年に水戸芸術館で制作され、京都、翌年フランス5箇所、バルセロナ、東京、広島を巡回して以来、約10年の長い眠りについていた伝説の真っ赤なドレス《むせかえる世界-Un Monde Parfume》。
全長20mにもおよぶ長尺ドレスを横浜美術館グランドギャラリーに展示し、時折、作者の砂山典子がそのドレスを着用するという、壮大なライヴインスタレーション。
さらにフランス直輸入ビデオアートの上映などを並行して開催。
いずれも無料で鑑賞できます。
開催期間中は、企画展「イサム・ノグチ 世界とつながる彫刻」の会期終了間際にあたり、また同時期に「アーティスト・イン・ミュージアム横浜2006」も別スペースで実施中。館内各所でさまざまなイベントが同時多 発する、まさに「むせかえり状態」の横浜美術館の6月です。
・日時 2006年6月16日(金)〜25日(日)
10:00〜18:00 (木曜休館/金曜は20:00まで開館)
・会場 横浜美術館グランドギャラリー、Cafe小倉山(鑑賞無料)
・問合せ 横浜美術館 tel:045-221-0300
・内容 ○ライブインスタレーション
砂山典子《むせかえる世界》1995年、ドレスおよび人体(作家)
会期中全日、グランドギャラリーに展示
○映像作品のループ上映
・マルセル・ディナエ《レベル(キプロス、入り江、磨かれた風景)》
・クリスチャン・バラニ
《アーバン・ビデオ(アルマティ、カトマンズ、ウインドホーク、サンチアゴ)》
会期中全日、グランドギャラリー等で上映
○トーク&ミニレセプション
ヴェロニク・バラニ
(キュレーター/アートNPO「Est-ce une bonne nouvelle」事務長
/本展映像作品コーディネーター)
砂山典子(アーティスト)×原万希子(インディペンデントキュレーター)
2006年6月16日(金)18:30-20:30 当館内「Cafe小倉山」にて
無料/先着30名様
・主催 横浜美術館(横浜市芸術文化振興財団)、横浜・日仏学院
・協賛 アニエスb、シグマ映像
・企画協力 Tokyo Art Speak(原万希子) 、ART LAB OVA
■■むせかえる世界基金■■
伝説の赤いドレスを目覚めさせ、作家の故郷である横浜に甦らせるために「むせかえる世界基金」を設立いたしました。
ボランティア参加+ご寄付など、皆様のご支援、ご協力をお待ちしております。
■■むせかえる世界へのボランティア募集■■
*ボランティアパフォーマー+寄付金ともに終了いたしました。
ご協力ありがとうございます。▼
■■むせかえる世界基金■■Fund for "A SULTRY WORLD"■■
・お問い合わせ
■むせかえる世界基金事務局
〒231-0062横浜市中区桜木町3-13大島ビル5F
ART LAB OVA内
E-mail:musekaeru★excite.co.jp(★を@にかえてください)
BLOG:http://musekaeru.exblog.jp/
MIXIコミュ<むせかえる世界基金>もあります
■■"un musee parfume": A SULTRY WORLD■■
a live installation by Norico Sunayama
This project is presented as part of "Yokohama-France Anniversary
Month, 2006". An installation of video art by two French artists,
Marcel Dinahet & Christian Barani, is also currently on display.
・Friday, June 16th 〜Sunday, June 25th. 10:00〜18:00.
*Closed on Thursdays. Open until 20:00 on Fridays.
・Grand Gallery, Yokohama Museum of Art
*Exhibition "Isamu Noguchi
- Sculptures that Connect You with the World" in session
・Access: 3 minutes on foot from the "Museum" exit
at Minatomirai station (Minatomirai Line)
・Phone number: 045-201-1514
(French-Japanese Institute of Yokohama)
For additional information on this project, visit here.
□Yokohama Museum of Art
For additional information about
"Yokohama-France Anniversary Month,2006", visit here.
□Yokohama-France Anniversary Month,2006
■■Fund for "A SULTRY WORLD"■■
Fund for "A SULTRY WORLD" has been established to raise funds
for the transfer of performance materials to and the production of
"A SULTRY WORLD" in Yokohama.
Contact the OVA head office for details.
■■Fund for "A SULTRY WORLD"■■
■ART LAB OVA
5F Oshima-bldg.
3-13 Sakuragi-Cho, Naka-ku, Yokohama-shi Zip: 231-0062
E-mail: musekaeru★excite.co.jp(chenge★to@. thank u)
BLOG: http://musekaeru.exblog.jp/
*英文協力:2006年6月1日発行のフリーペーパー「JAMBO!HABARI?」
photo (C)Norico Sunayama
*このブログ内の写真を転載する場合にはクレジットphoto (C)Norico Sunayamaを必ず付記してください。
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むせかえる世界基金収支決算
http://musekaeru.exblog.jp/6053986/
2006-11-17T17:04:00+09:00
2006-11-17T17:10:42+09:00
2006-11-17T17:04:12+09:00
musekaeru
基金について
大変遅くなりましたが、ここに世界基金の収支結果が出ましたのでご報告させていただきます。
展覧会後も8月まで、数人の方にご協力いただき、結果、33名の方から、当初の目標額の20万を千円超える、201,000円のご支援をいただきました。
最終的に、横浜美術館からも、ご協力いただくことができたので、アーティスト砂山典子のたっての希望により、ART LAB OVAとTASにもそれぞれ事務局費が支払われました。
それにより、砂山典子のアーティストフィーが分配される形になりましたが、ART LAB OVAが、31,500円分の砂山典子グッズを彼女から直接購入することで、結果アーティストフィーも当初目標額を支払うことができました。
これもすべてみなさまのご協力のおかげです。
ありがとうございます。
横浜美術館の担当学芸員からは、「来春あたりにむせかえる報告会をやりたいね」などという悠長な御言葉もいただいております。
とりあえず、むせかえる世界基金は、幕を閉じますが、今後も少しずつ、発信させていただくこともあるかと思いますので、ブログ、ML、MIXIコミュニティーは現状のままにさせていただきます。
今後ともよろしくお願いいたします。
むせかえる世界基金事務局長 蔭山ヅル
■収支決算
●収入
むせかえる世界基金………201,000
横浜美術館………………… 50,000
合計…………………………251,000
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●支出
作品移動経費…………………31,450
アーティスト交通費 ……… 28,220
制作費…………………………50,167
アーティストフィー ……… 71,163
ART LAB OVA事務局費(含経費)
…………………………………50,000
TAS事務局費(含経費)… 20,000
合計 …………………………251,000
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■砂山典子の
エロかわおもろいオリジナルグッズ通信販売開始!
ダムタイプや黒沢美香&ダンサーズとしても活動している「C.Snatch Z.(コニョスナッチ ズボビンスカヤ)」こと砂山典子氏のエロかわおもろいオリジナルグッズをオーバで限定販売中!
通常、作家本人からしか購入できない貴重商品ですよー。
1)「むせかえる世界」ポストカード4種 600円
2)砂山典子エロおもしろかわいいポストカード7種 1500円
3)砂山典子オリジナルDVD『It's show time!』 2700円
(How to use the weapon/Frozen Hawaii/Michael Jackson/コンニチワ!赤ちゃん…計約45分)
…DVDはオーバ会員かむせかえる世界基金会員など関係者限定の販売
4)むせかえる世界ポストカード4種
+砂山典子エロおもしろかわいいポストカード7種 2000円
5)1)-3)のフルパック 4500円
*すべて送料込みの値段。
ART LAB OVA13坪のアートセンターでも販売中。
・購入方法 1)氏名 2)住所 3)Tel番号 4)購入商品番号 6)購入金額を明記して下記にお申し込みください。
E-mail : musekaeru★excite.co.jp(★を@に変えてください)
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■■むせかえる体験ノート■■
http://musekaeru.exblog.jp/5295460/
2006-07-08T01:55:00+09:00
2006-07-19T02:08:21+09:00
2006-07-19T02:08:21+09:00
musekaeru
むせかえる体験ノート
そこに立ち会った観客たちによる「むせかえる世界体験レポート」です。
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あの深紅の布の途方もない広がりとその中心の突起としてあたりを睥睨する存在、その途方もないスカートをはいた人物が高みからあたりを見下ろしているという、視線の上下関係、見る/見られる関係、また、布=スカートの下からその下半身を見る/見られるという関係、そうした関係を折り込みながら、インタラクティヴなライヴ・彫刻というできごとを立ち上げるその手腕には、驚かされました。
女性の見る/見られることに孕まれる被害者性と加害者性は、男性もあの高みに坐ることによって反転され、男性も見る/見られるという暴力的関係性に捉えられることをも示していたのは、とても興味深く、「性の政治学」がアートとして見事に屹立していると思いました。
砂山さんの率直なトークにも刺激的な発言がいくつもありましたが、高校生の一団がスカートの中に入って来たときの怖さを語る挿話が強く印象に残っております。
彼らは、社会化される前の欲望のかたまりのような存在であり、しかも性的な欲望は抑圧されていて、いつ暴発してもおかしくない状態にある、としたら、そういう存在がスカートの内部に侵入することは、何が起こっても不思議ではない状態ということであり、その恐怖は、半端なものじゃあなかったのではないでしょうか。
とはいえ、「青い性」の好奇心が、そのスカート内部の空間で、どのようなときめきと不安を生きたのかということには、ちょっと興味を引かれたりもします。
でも、そういう連中をもあえて、排除しないことで屹立する水準があり、それが砂山さんの毅然たるひとつの倫理性となって表れているのだと思います。
あのパーティー会場で上映されていた米国のイラク攻撃に反対する舞台パフォーマンスにしても、ベタなやり方かもしれませんが、やはり、あの臆病さを虚勢によってよけい醜く引き立たせてしまうブッシュと、米軍によって惨たらしく殺戮されてしまった人々の映像の対置には、ぎょっとするし、ストレートではあるけれど、こうしたかたちで、アートが政治状況に素早く異議申し立てする意味は大きいと思いますし、やはり心揺り動かされるものがあります。
八十年代末に美香ダンサーズのとびきり切れ味鋭い若きダンサーとしての砂山さんに注目して以来、このように強靭に自らのなすべきことを見極め、邁進される姿を見ると、こちらも随分と刺激になりますし、励みにもなります。
ともあれ、単純なメッセージには還元されない多義性と官能性を孕んだ今回の「むせかえる世界」が、いま、同時代に発するアクチュアルなインパクトはとても大きいと思いました。
坂尻 昌平
photo (C)Norico Sunayama
撮影 鈴木カズキ
■■むせかえる世界基金■■
伝説の赤いドレスを目覚めさせ、作家の故郷である横浜に甦らせるために、アートプロジェクト「むせかえる世界基金」を設立し、横浜美術館で展示をしました。
-幻のドレスとフレンチビデオアートetc.でむせかえる横浜美術館-■■"un musee parfume": A SULTRY WORLD■■
■■むせかえる世界基金■■Fund for "A SULTRY WORLD"■■
・お問い合わせ
■むせかえる世界基金事務局
〒231-0062横浜市中区桜木町3-13大島ビル5FART LAB OVA内
E-mail:musekaeru@excite.co.jp
BLOG:http://musekaeru.exblog.jp/
MIXIコミュ<むせかえる世界基金>もあります
関連リンク:
□横浜美術館
□横浜フランス月間・2006
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■■パフォーマー体験ノート Subject: アンヌマリーのインタビュー■■
http://musekaeru.exblog.jp/5235215/
2006-07-07T00:20:00+09:00
2006-07-11T00:48:23+09:00
2006-07-11T00:48:23+09:00
musekaeru
パフォーマー体験ノート
その時のパフォーマーたちによる「むせかえる世界体験レポート」です。
<むせかえる世界基金参加者のためのメーリングリストより抜粋>
++++++++++++++++++++++++++++++
From: ヅ ART LAB OVA
Date: 2006年7月7日(金) 午前2時54分
Subject: アンヌマリーのインタビュー「パフォーマンス体験」
ボランティアパフォーマーのひとり、アンヌマリーに、パフォーマンスに参加した感想を英語でインタビューし、それを翻訳したので書き出します。
彼女は、スナッチが唯一不在だった6/21(水)午後に1時間だけパフォーマンスをしました。
外国人ということもあり、MLにも参加していませんでしたし、今回のパフォーマーの中で、唯一ほとんど何の情報もない中で参加し、最終的にスナッチにも会っていない人です。
7月20日に次の赴任先である南米に発ちます。
<2006年7月4日(火)1:30pm インタビュアー:ヅ ART LAB OVA>
--あなたはなぜこのプロジェクトに参加しようと決心したのですか?
7年間日本に住んできて、この7月に日本を離れることに決まっていたので、「日本を離れる前になにかエキサイティングなことをしてみたい」と思って参加しました。
わたしは、とてもシャイな人間なので、「わたしにもなにかクレイジーなことができる」という証明をしてみたかったのです。
これはわたしにとって初めてのパフォーマンスでしたし、とにかくやってみたいと思いました。
--決心するまでに、少し時間がありましたよね?
その間なにを考えましたか?
何が難しかったのでしょうか?
はじめは、赤いドレスが美しかったので「やってみたい」と思ったのですが、ノリコのテキストを読んだときに、わたしがこの作品をきちんと理解していないことに気づき、彼女のいわんとしていることにショックを受けました。
なので、わたしは本当にこのパフォーマンスをやるべきなのか、もっときちんと理解してから決めたほうがいいのでないかと悩みました。
他人を自分のドレスの中にいれて、自分の下着をさらさなければいけないということも、かなり悩んだところです。
でも最終的に、自分が日本を離れる前に、横浜日仏学院長であるフィリップの仕事を助けたいという思いで決心しました。
--ボーイフレンドにこのプロジェクトのことを話していないんですよね?
そう、ボーイフレンドには、パフォーマンスのことは話しましたが、何人もの人がわたしのスカートの中に入ったということは話していません。
それを話したら、たぶん、彼はかなり混乱したに違いありません。
彼には、わたしの女性スタッフとあなた(ヅ)がスカートに入ったことは伝えたけど、ほかの人が入ってきことはいえません。
たぶん、彼には理解できないと思います。
--それで、今あなたは、この作品のコンセプトを理解していますか?
パフォーマンスをしているときに、コンセプトについて感じることはありましたか?
それともパフォーマンスの後に何か気づきましたか?
ドレスを着ている間、わたしは、他人をコントロールするどころか、自分が弱い状態におかれ、まったくコントロールできないことをすごく感じました。
ただ、これがノリコの意図するところだったのかどうかはわからないのですが。
特にスカートの中では、何が起こっているかまったくわからない。
あなたも知っている通り、パフォーマンス中、わたしは誰かがお尻に息を吹きかけているようにも感じたり、とても混乱していました。
<註:一見クールなフランス美人のアンヌマリーは、すごく落着いてみえるのですが、実際には、今回参加したパフォーマーの中で一番混乱していて、椅子の上で「だれかがお尻に息を吹きかけている!」などと大騒ぎをしていました。>
--ドレスを着る前に想像していたのと違いましたか?
ドレスを着る前は、とにかく下着姿をさらすということが恥ずかしくて、パフォーマンスのこと自体をあまり考えないようにしていました。
実際スカートの中にだれかがいる時はとても不快な気分でした。
なぜなら、スカートの中にいる人は、わたしに対してなんだってできるのに、わたしはなにもできないのです。
どうやって椅子から下りようかと思ったくらいです。
わたしの今までの人生の中で、わたしが自分自身のことをまったくコントロールできない状態になったという経験が初めてだったからです。
だからこそ、わたしにとって、とても興味深い体験でもありました。
今でも、いつでもどこでも、自分のことは自分でどうにかできると思っています。
だけど、パフォーマンス中は、自分が弱く、無力で、コントロールできない状態を体験し、こういう状態がいつどこで起きるかわからないということを実感しました。
何人かの人が、スカートの中から、「中はとてもすてきで、快適だ」ってわたしにいってくれたけど、わたし自身はまるで素っ裸でいるみたいで、まったく無力の状態。
早くここから抜け出したい、やめたいと思っているのに抜け出ることができない状態。
わたしの人生はすべて自分でコントロールできると信じていたのに、このパフォーマンスによって自分が思っていたほど強くなかったということを感じました。
大変興味深い反面、嫌な体験でもありました。
--また機会があったらこのドレスを着てみたいですか?
もし、再度、このパフォーマンスをする機会があったとしても、やるかどうかはわかりません。
でも、やったとしたら、次回はもっとスカートの外や内の人たちとコミュニケーションをとってみたいと思っています。
今回も、「スカートの中はどんな感じ?」だとか、もっといろいろ聞いてみればよかった、話してみればよかったと後悔しています。
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From: 砂山典子
Date: 2006年7月7日(金) 午後6時04分
Subject: Re: アンヌマリーのインタビュー「パフォーマンス体験」
いやぁ、アンヌマリーさんの日に居合わせられなくて、誠に残念。
このヅのインタヴューで、彼女の「気づき」がおもしろいので。
今まで、全て自分でコントロールできると信じて来た事が、ガラガラと崩れる。という気づき。
こりゃ、凄い!
まさに、他人に体を委ねられる?の問いを体現しちゃったわけですな。
この無力感を共有できるという意味でも、ボランティアをしてもらうことは
意義ある事なんだと気づきました。今。
++++++++++++++++++++++++++++++
From: ヅ ART LAB OVA
Date: 2006年7月8日(土) 午後10時04分
Subject: Re: アンヌマリーのインタビュー「パフォーマンス体験」
なるほど、わたしたちは、事前に、スナッチから情報をもらっていたので、客に対して信用しすぎていたかもしれないな。
本当に一番はじめに座った時に、スナッチがどんなに不安だっただろうかって。
アンヌマリーのパフォーマンスでの取り乱し方には、みんながすっかり慣れはじめていた展示6日目ってこともあって、すごく驚いた。
「なんで、お尻に息吹き掛けている!なんて思うんだろう?」って。
だって、カップル一組入っただけで、本気で中腰になって逃げそうになっていたんだよ。
でも、もし、自分も、なんの情報もなく座っていたら、もしかしたら、あれくらい取り乱していたのかもしれない。
事前にスナッチから、「高校生の集団にセクハラされたこと以外、嫌な思いはしなかった」って聞いていたので、1度目に座った時(展示初日)はかなり安心していた。
だから、逆に、無断で撮影されることなどにすごく嫌悪感があったのかもね。
でも2度目の時は、こども事件とか、いろいろあった後だったので、逆にもっと恐くなっていた。
わたしは、椅子に座ったことで、スナッチと同じ体験をしたような気分になっていたかもしれないけど、でも実は、「まったく始めて」を知らなかったんだな。
photo (C)Norico Sunayama
撮影 ART LAB OVA
パフォーマー Anne Marie
■■むせかえる世界基金■■
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〒231-0062横浜市中区桜木町3-13大島ビル5FART LAB OVA内
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関連リンク:
□横浜美術館
□横浜フランス月間・2006
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■■むせかえる体験ノート■■
http://musekaeru.exblog.jp/5227073/
2006-07-06T01:20:00+09:00
2006-07-10T01:35:58+09:00
2006-07-10T01:31:00+09:00
musekaeru
むせかえる体験ノート
そこに立ち会った観客たちによる「むせかえる世界体験レポート」です。
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昨日は長居をさせて頂きました。
赤いドレスはすばらしく小粋にでかく、
そして内部は意外と外界と風通しがいいのに気が付きました。
もっと遮断されているようなイメージだったのです。
外から見ていてもそんな印象で。
でもその薄皮一枚あるだけで全然違うんだなあ、と思いました。
コンドームのように、とか言うのはあざといですが。
石の床はつべたく気持ちよく、ホントにうっかり眠り込んでしまいました。
視界が赤いと落ち着かないだろうと思いきや、そんなことは全くありませんでした。
他の皆さんが全速力、といった感じでばっさばっさと中心に駆け寄る姿がちょっと
こわかったので、自分はゆっくり進もう、と思ったんですがそしたらゆっくりだとちっ
とも進まない、というかすごく体力を使うんですね。
ちょっと前進しては力尽きてました。
間抜けな感じに見えたかも知れません。
よい空間(と、ちょっと睡眠)をありがとうございました。
最後に、怒られるかも知れませんが二階から全体を見た時の第一印象からの連想が
「すっごく広がった金玉(の見せ物)」だったことを白状しておきます。ごみん。
2006.0625
photo (C)Norico Sunayama
撮影 砂山典子
パフォーマー まり
■■むせかえる世界基金■■
伝説の赤いドレスを目覚めさせ、作家の故郷である横浜に甦らせるために、アートプロジェクト「むせかえる世界基金」を設立し、横浜美術館で展示をしました。
-幻のドレスとフレンチビデオアートetc.でむせかえる横浜美術館-■■"un musee parfume": A SULTRY WORLD■■
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〒231-0062横浜市中区桜木町3-13大島ビル5FART LAB OVA内
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関連リンク:
□横浜美術館
□横浜フランス月間・2006
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■■パフォーマー体験ノート Subject: オスジニー■■
http://musekaeru.exblog.jp/5190309/
2006-07-05T13:59:16+09:00
2006-07-05T13:59:16+09:00
2006-07-05T13:59:16+09:00
musekaeru
パフォーマー体験ノート
その時のパフォーマーたちによる「むせかえる世界体験レポート」です。
<むせかえる世界基金参加者のためのメーリングリストより抜粋>
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From: えり
Date: 2006年6月21日(水) 午前9時14分
Subject: おつかれさまでした。えり
さまざまなことがあり、
ヅさんもいわれていたようにこの作品は身体を無防備な状態にして
危険にさらしてるんだなーと実感しました。
だからこそ、NOも言わなくっちゃねということになります。
けれども、普段いいなれてないとちょっと難しいので、
私はウザい人がきたときやちょいヤバなときは
スカートのすそをつまんでは落としを繰り返し、
「これこれ、おぬし何をしておる」と信号を送ってました。
意外に効果ありです。お試しあれ。
座った感想を少し。
最初は緊張で引きつっていたと思われます。
普段しない営業スマイルとか。
すごーく背は高い方ではないのですが、普段から自分を極力目立たないようにしてい
るのでしょうか。
肩が縮まって猫背ぎみなのが、高いところに座ると余計そうなるらしく
かっちょ悪かった模様。
エレガンス、気品という点では今ひとつだったかもしれません。
最後まで「サウナから出てきたひと」とか、言われてましたし。
ただ自分が座っていて、サポートしてもらったり
逆に人が座っている時にサポートしたり、同じ人たちとの関係の中で
時間ごとに役割分担がはっきりした形でシャッフルされるのがとても面白かったで
す。
なんか信頼感とかってこうやって作られているんだなと思いました。
親密さについていろいろ考えさせられました。こんな有機的な作品に参加するチャン
スをくださってありがとうと言いたいです。
++++++++++++++++++++++++++++++
From: ヅ ART LAB OVA
Date: 2006年6月23日(金) 午前3時30分
Subject: オスジニー
えりさん
> 私はウザい人がきたときやちょいヤバなときは
> スカートのすそをつまんでは落としを繰り返し、
> 「これこれ、おぬし何をしておる」と信号を送ってました。
エレガントなヒント、ありがとう。
ところで、えりさん的に、
> 私はウザい人がきたときやちょいヤバなとき
は、どんな人で、どんな時でしたか?
そして、ミソジニー(女性嫌悪)ならぬ、オスジニー(=男性嫌悪ってことですよね?)のえりさんは、男性の入ってきたとき、女性のとき、それぞれどんな感想を持ちましたか?
++++++++++++++++++++++++++++++
From: えり
Date: 2006年6月23日(金) 午後1時53分
Subject: オスジニスト語る。
お疲れ様です。
スカートの下の親密な会話みたいになってきました。
いいツッコミです。
痛いところをついております。
長ーいのでお急ぎでない時に読んでくださいね。
お急ぎの方は3のまとめだけお読みになってください。
1説明
2体験
3まとめ
火曜のパフォーマンスの後、ぼちぼち自分の体験を話し始めていますが、
そもそもオスジニーなのに、なんでパンツ丸出しにしてんだろう???という
自己矛盾に気がつき、うーむと悩んでしまっていたところです。
1
私がオスジニーという言葉を使い始めた理由を説明しますね。
それは去年弟に暴力を受けたこと、いわゆるDV被害にあったことにあります。
自分にとって身近な人が暴力を発動するほどの怒りをもっているということは
非常にショッキングで、それ以来世の中の“男性”が
みんな敵にまわったような気がしました。
そんなわけで、普段からオスジニーですと言っておくと
大概男性は距離をとってくれるので使ってたんだなと思います。
コミュニケーションの回路を遮断することが自己防衛の一つだったのです。
2
最初に正面からもぐってきた男性はすごーくこわかったんですよ。
ちょっと、いや非常に、焦りました。
でも、すぐ異常に察知して飛んで来てくれたのがボランティアパフォーマーの唯さんでした。
感謝してます。
その男性には悪いですけど、ほんとにたすかりました。
それですごく安心したんですよ。
それから入れ替わり立ち代替わり、誰かがスカートの下にいてくれたのも
実はすごく心強かったです。
たぶん下にいる人は私という保護ネットの下にいて
安心し、私もまた下に誰かがいてくれることで大丈夫と思えたんでしょう。
とても不思議な体験でした。
> > 「ウザい人がきたときやちょいヤバなとき」は、どんな人で、どんな時でしたか?
ウザ、ヤバってこうしてみるとなんだかネガティブで攻撃的な感じがしますが
ちょっと困ったなと思ったのは、こんなことでした。
カップルが仲良く入って来てくれたのはよかったのですが、
二人ともお尻にスカートのすそを踏んでいたのです。
私のおなかが引っ張られて、ちょっと転倒する危険を感じました。
下ではきっと楽しい雰囲気を満喫してるのだろうなー、
声をかけることで邪魔したくないなと思ったので
つんつんと信号を送ってみました。
気がついてすそを直してくれたのでそれでわかってくれたようです。
>男性の入ってきたとき、女性のとき、それぞれどんな感想を持ちましたか?
男性は、あんまり入ってこなかったですよ。。
入ってきたときはこわごわ静か上で警戒にあたってたような。
それより外からの視線のほうが気になってましたね。
スカートのすその際でもじもじと、あるいはきらきらした
まなざしで長い間ぼーっとたたずむひとが一人ではなかった
のがびっくりで。
私の当惑を察知していたのか、
じっと私の承認を待っていてくれてたのか、今となっては分かりませんが
勝手にもぐって傍若無人に振舞うとおもっていたので
センシティブさも持ち合わせていたか、ヤラレタ。と思いました。
嫌悪感の根拠が崩れたというか、私にはいい意味でショックでしたね。
逆におばさま集団が入ってきたときに
「足触ってやろうか?ぎゃはははー」みたいないわゆるオジンなノリだったのは
大変興味深かったです。。
何かはじけてるな、あの人たち。
ある意味私は女性の暴力性はないと思い込んでるところあります。
どちらかというと女性好きだし。
女性が下にいる間、ぜんぜん気にならなかったわけですから。
3
MLを通して、本当にさまざまなとらえ方があって感想を読むだけでも
価値観が変わった感じがしました。
性別など関係なしに個人個人は多様であるはずなのに
人を集団としてひとくくりにして見ることによって
どれだけ自分の考えが成り立っているのかとも思いました。
集団を嫌悪しても何も変わらないのかもとも。
最後にスナッチさんのパフォーマンスはすごかったですよ。
すいすい、さくさく、人を呼び込み、スカートのふそがもこもこと膨らんでいき
うごめいているのはほほえましかったです。
前にあっけらかんと
「来たらみんな受け入れる。来た人ことわったら、失礼じゃん、ねー」
と前におっしゃってたことを思い出して懐深い!
姐さん。。と思ってしまった。
秘蔵DVDもすごかった。
面白すぎて私には言語化する手段も持ち合わせてません。
あとスナッチさんのキュートな足をさわらせてもらいました!
その時に、思ったのは私もまた暴力性をもちうる存在なのに身をゆだねてくれる。
すごいなーということ。
すごく親近感がわきました。
迷惑かもだけど。
■■むせかえる世界基金■■
伝説の赤いドレスを目覚めさせ、作家の故郷である横浜に甦らせるために「むせかえる世界基金」を設立いたしました。
-幻のドレスとフレンチビデオアートetc.でむせかえる横浜美術館-■■"un musee parfume": A SULTRY WORLD■■
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・お申し込み/お問い合わせ
■むせかえる世界基金事務局
〒231-0062横浜市中区桜木町3-13大島ビル5FART LAB OVA内
E-mail:musekaeru@excite.co.jp
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MIXIコミュ<むせかえる世界基金>もあります
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■■パフォーマー体験ノート Subject: こどもの暴力■■
http://musekaeru.exblog.jp/5171826/
2006-07-03T06:20:00+09:00
2006-07-03T22:33:52+09:00
2006-07-03T06:20:23+09:00
musekaeru
パフォーマー体験ノート
その時のパフォーマーたちによる「むせかえる世界体験レポート」です。
<むせかえる世界基金参加者のためのメーリングリストより抜粋>
++++++++++++++++++++++++++++++
From: 純
Date: 2006年6月20日(火) 午前3時15分
Subject: 「子どもの暴力」と二日間の感想など。
6/16(金)19:00-20:30と18(日)10:00-12:30、むせかえる世界の純です。
18(日)に、子どもが集団で大騒ぎしたり、男の子が股間を触ってくるハプニングがありました。
私は精神的に傷ついたとかそういうことは全くないのですが、逆に対応の仕方がまずかったなと反省しています。
一日、自分の体験について考えていました。
以下、ハプニングの報告と二日間の感想をまとめてみます。
いろいろと反省点の多い二日間でした。
16(金)は、ほとんどお客様がいらっしゃらなかったのと、たまにスカート内に入っていらしても、トーク・ショウを見にいらしたお客様など、大人のお行儀のいいお客様ばかりだったので、私も余裕のある自由な対応が出来ました。
ですが、初めてで勝手がわからず手探りでやってみたという感じで、不完全燃焼。
ヅさんが、私のパフォーマンスを面白いと思ってくださってとても嬉しかったのですが、自分としては、その良さを生かしつつ、もっとエレガントさを出したかったなと、反省。
まず、外側の上半身が猫背なのと手の位置について次は変えようと思いました。
しかし、お客様の反応については、一日目やってみて大人しい方ばかりだったので、甘く考えてしまったと思います。
18(日)。
朝からスナッチさんにメイクをして頂いて(金曜は自前メイクで控えめだったので、全く違う印象の幻想的な雰囲気にして頂き楽しかった!)、朝一の出番。
日曜日なので若いカップルや子ども連れが多い。
上半身を金曜よりも固定させて下半身とのギャップを出してみる。
その効果あってか、私を人形だと思った人が何人かいて、出てきてから人間だと気づいて驚く人、上半身は人間だが下半身は人形だと思い込む人などいて面白かった。
金曜にはなかった反応だ。
お昼すぎ、子どものアトリエの子ども達が集団でやってくる。
大騒ぎで大勢が同時にあらゆる方位からスカートの中へ入ってくる。
ワーワーキャーキャーと歓声の渦。
無法地帯。
自分が遊園地の遊び道具になった気分。
ちなみに、私は子どもの扱いには不慣れ。
自分自身が「きみって子どもみたいだよね。」と日頃よく言われるくらいなので、
すっかり友達が来たーくらいの気持ちで足をくすぐってきたりしても一緒になって遊んでいた。
最初はそれでよかったのだが、子どもは調子に乗るもの(自分もだが・・)。
一人の男の子(8歳くらい?)が「コショコショコショー!」と足をくすぐっていたのが段々「カンチョー!」と言ってお尻をカンチョウしだした。
そしてしまいにはパンツの横から指をくすぐり気味に入れてきたのです。
カンチョウの時点で、すぐに立ち上がったり、逃げたりしたのですが、それにも限度があり、あまりにもしつこいので、軽く足で蹴ってしまいました。
(これは、下が見えない状態でやっているので、やるべきではなかったととても反省しています。)
男の子は何度もスカートを出たり入ったりし、私にちょっかいを出してきました。
保護者としては、その子の父親らしき人がスカートの外で立ってぼんやり見ているだけで、その子が中で何をしているかは、気づいていない様子。
何回目かで、父親に「ほら、もう行こう!」と言われてやっと、「わかったよ!もう行くよ・・。」と、また入りたいのを諦めて「カンチョー!」と言いながら去って行きました。
砂山さんがおっしゃるように、周りの大人にやめさせてもらうとか、自分でも注意するとかすればよかったです。
なぜダメなのか、この作品のテーマである重要な問題なので、もう少しやりようがあったなと・・。
でも、非常にいい経験になりました。
これからの言動に生かしたいと思います。
あと、スカートを介助しすぎない。
これは金曜には介助しすぎたので、今回はしないようにしたのですが、やはり「自分で出口を見つける」ようにするのがいいと思いました。
ただ、子どもの集団の時は、スカートがあちこちから引っ張られて椅子から落ちそうになって危なかったです。
ハプニングの件といい、エレガントさを保ちつつ、自分の身を守ることがこんなに大変だとは、今回体験するまではっきりとはわかりませんでした。
セクシーであることや女性(男性)として魅力があることは、とても素敵なことだし、自分はそうありたいと思っています。
しかし、だからと言って、何をされてもいいということでは決してない。
あまりにも、女性(男性)個人個人を理解するとき、その人が性に対して保守的か開放的かどちらの性格なのかという二元的な両極端に判断されすぎているなと実感しました。
砂山さんが問題提起されていることは、そういうことなのか!と、今更わかってきた純であります。
あと、終わって下に降りるとき、介助してくださる方に手足をぶつけないように気をつけてください。
私は、砂山さんの口の中に手を突っ込んでしまいました。
目じゃなくてよかったです・・。
本当にすみませんでした。
金曜に、砂山さんのパフォーマンスを少しだけ見ることが出来たのですが、なんとも言えずよかったです。
「特別なことをしなくても、いい。」
「自分は自分で、いい。」
それこそが魅力なのだ、と気づかされました。
自分もあのような姿勢を目指したいと思いました。
ありがとうございます。
ああ-、それにしてもこのテーマは探求が尽きません。
あと残り6日間、皆さま頑張ってくださいね!!
また顔出します。
++++++++++++++++++++++++++++++
From: ヅ ART LAB OVA
Date: 2006年6月20日(火) 午後11時00分
Subject: <重要!要確認!>
純さんの「集団子ども事件」、下手すると事故につながっていたかもしれません。
子どもは子どものコミュニケーション法があるので、扱い次第で、どうにでもなってしまうこともあります。
純さん自身が反省していらっしゃるとおり、この作品の意図からいって、自分の身(相手の身も)を守るためにも、「威厳をもって、きちんとノーという」必然もあるかもしれません。
今週末には、こどものアトリエ開催はないようですが、それでも、イサムノグチ最終日ですし、団体客の存在含めて、信じられない自体になる可能性もありうります。
パフォーマーとして、堂々と「イヤな時にはイヤ」といえる絶好の機会でもあります。
あなたなら、逃れられない椅子の上で、イヤな目にあったら、どうしますか?
これから、椅子に座る方々は、ぜひ、その辺もご一考の上、身を引き締めて臨んでください。
ちなみに、男性パフォーマー西堀くんも、年輩の女性から、ペンで足をつつかれたり、集団の年輩の女性に足をいきなりなでられたり、かなりセクハラされています。
セクハラは、女性にも男性にも誰にでも起こりうることです。
椅子に座った時に目の前に拡がる、平和な風景とは裏腹に、スカートの中では、様々な危険が潜んでいる可能性があるのです。
おまけ:
この作品だけに限っていえば、中年の女性たちの奇異な行動が目立って感じられ、逆に、同年代の男性たちのシャイさがかわいらしく見えます。
たとえ集団でも成人の男性たちが、スカートの中で悪さをした報告はまだありません。
でも、一方で、彼らは、家に帰ると家族の中で奇異だったりすることがあります。
たとえば、うちの父は、すごく真面目な銀行員でしたが、定年後は、庭の柵作りに情熱を傾け、ネコが入れない庭にするために、最終的に家族も庭に入れない柵を作ってしまいました。
また、やはりとても真面目な友人の父は、定年後、「となりの家の犬」に名前をつけ、勝手に餌を与えて飼っているのだそうです…。
そして、例の女性たちも、家に帰ると案外、普通だったりするのではないか?とも想像しています。
まあ、よくわかりませんが、社会でのそれぞれのあり方と、この作品との対峙の仕方には、なにかがあるのではないか…と感じはじめているこの頃でもあります。
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パフォーマー体験ノート From: さなえモン+yuko
http://musekaeru.exblog.jp/5154843/
2006-07-01T01:13:00+09:00
2006-07-01T01:15:51+09:00
2006-07-01T01:13:44+09:00
musekaeru
パフォーマー体験ノート
その時のパフォーマーたちによる「むせかえる世界体験レポート」です。
<むせかえる世界基金参加者のためのメーリングリストより抜粋>
+++++++++++++++++++++++++++
From: さなえモン
Date: 2006年6月19日(月) 午前7時14分
Subject: 楽しかったです。
17日、18日とドレスを着てみて感じたことを簡単に書きます。
最初、ボランティアに参加する前に考えていたほどに恥ずかしくないんだなと思いました。
逆に、スカートの中に誰もいないとちょっと寂しいというかなんというか...
お見合いパーティーで、もてない人みたいでした。
(お見合いパーティーに行ったことはありませんが...)
私は、足の裏をちょっと触られたぐらいで変なことをされることもなく、逆にスカートの迷路で遊んでいる親子の方が嫌でした。
小さなお子さんがスカートの中を這い回っている姿は、ほほえましいし、きれいな襞が出来、腰にそんなに負担はないのですが、大人に場合は、中腰になってスカートを引っ張るようにして移動する人がいるので腰に負担がかかり辛くなってきます。
昨日いたのは、お子さんと親御さんが一緒になってスカートの中を一周する人々です。
「ちょっと座っている人の身になってよ...」
砂山さんが、「ドレスも皮膚の一部だからやさしくしてね」
って言ってたのは本当だな〜なんて思いながら心の中で訴えてました。
親御さんがスカートの中を移動している時にあまりにスカートが引っ張られるので、ちょっと私がスカートをちょっとひっぱったらよろけられました。
中腰をいう姿勢のせいもあったのでしょうが、スカートの重みがある分、気をつけないと転倒しかねないなぁと思いました。
「むせかえる世界」をプレイルームか何かと勘違いしている親子にはちょっと困りものですね。
非現実の世界から、現実の世界に戻ります。
++++++++++++++++++++++++++++++
From: yuko
Date: 2006年6月20日(火) 午前0時26分
Subject: 19日体験談
本日、12時〜14時の時間帯でむせかえらせて頂きました。
高さ2メートルの椅子は、最初は座っている事に精一杯で、心臓バクバクでしたが、そのうちに、周囲を見渡す余裕や、お客様に笑いかけたり、手を振ったり、スカートの中に潜りやすいように少し持ち上げたりする事ができるようになり、とても優雅な気分でした。
スカート内の事は見えないので、人が入って来ても恥ずかしさは全く無かったのですが、内部の男性率が高くなったり、男性が一人だけだったりすると、やはり少し気になりました。
また、誰もいないのも逆に不安だったり。
只、平日で月曜日であったせいか、観客がほとんど居ない時間もあったので、心地良さに、思わず眠くなってしまう事もありました。
本日のお客様ですが、年配の方と幼い親子連れが多かったように思います。
私は触れられたり、スカート越しに会話したりという事は無かったのですが、スカート内から聞こえた会話からすると、「居心地が良い」「美しい」「面白い」等、好意的な意見ばかりでした。
70歳くらいの男性が、外からドレス姿をカメラで撮りまくったあげく、20分くらいスカートの周りをぐるぐるして、やっと入ったと思ったら、やはり気恥ずかしいのかすぐに出て行ってしまったのが、何とも微笑ましかったです。
今回の反省点は、交代の時、私が全くエレガントでなかった事と、最初の方は高さに慣れるので緊張して猫背になってしまった事。
後、もう少しお客様に話しかければ良かったなと思いました。
スナッチさんのように、自然体のようでいてエレガント。
というのはやはり鍛錬が必要なのでせう。
次回は23日。
今回の反省を十分踏まえて、気持ちを新たに悔い無きよう望み
たいと思います。
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■■むせかえるトーク Subject: 参加理由について■■
http://musekaeru.exblog.jp/5154723/
2006-06-28T00:52:00+09:00
2006-07-01T00:57:26+09:00
2006-07-01T00:57:26+09:00
musekaeru
むせかえるトーク
*基本は、砂山典子と事務局とボランティアパフォーマーの事務連絡用のものですが、活発なやりとりもあるので、寄付者にも公開しています。
++++++++++++++++++++++
From: yuko
Date: 2006年6月11日(日) 午後11時08分
Subject: 参加理由について
むせかえる皆様こんばんは
今回、「むせかえる世界」にパフォーマーとして参加する理由をようやく、何となくではありますが、まとめる事が出来たので、お話したいと思います。
きっかけはART LAB OVAで、10年前の「むせかえる世界」の映像と、スナッチとダムタイプの公演の映像を観て感動したことです。
ちょっと過激でエロチックなパフォーマンスなのに、エロを感じさせないスナッチの潔い美しさ、強さが本当に格好良かった!
私はどうも甘く観られ易いようで、二十代前半のある時期は月一のペースで変態に遭遇したり、しつこくストーキングをされて相談に行った警官にセクハラな質問をされたり、接客業なのですがなぜか、私を目掛けて来るおかしなお客様が多かったり、思い返せば肉体的攻撃は無くとも、精神的な性暴力は結構受けています。
スナッチの映像から感じたのは、私には無い強い美しさ。
少しでも、それに近づきたいという思いから、参加を決めたのだと思います。
あと、性暴力に対して受け身では無く、自分から何やらしでかそうという攻撃的な気持ちも少しあります。
ですので、本番までには出来る限り心も身体もキレイに磨いて気品と強さを持って望みたいと思います。
あ、でもウエストがゴムだってわかってちょっと安心。
++++++++++++++++++++++++++++
From: yuko
Date: 2006年6月15日(木) 午前0時51分
Subject: 性について思う処
意見交換の中で、「性について」のお話がありましたが、現在のような形でタブー視されるようになったのは明治維新から始まり、戦後さらに強くなったのではないかと思われます。
それ以前は地方に残る性的モニュメントや五穀豊穣のお祭り(川崎でやっていたかなまら祭り)などにみられるように、「秘め事」であっても今ほど「タブー」では無かったのではないでしょうか。
そう考えると、この長い歴史の中のほんの百年くらいに出来てしまったモラルに縛られるのは、何ともやるせない気分になります。
全てオープンに、とは私も思いませんがせめて、「タブー視」ではなく「秘め事」あたりになって欲しいものです。
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■■むせかえる体験ノート■■
http://musekaeru.exblog.jp/5149741/
2006-06-27T13:45:00+09:00
2006-07-01T00:16:56+09:00
2006-06-30T13:45:49+09:00
musekaeru
むせかえる体験ノート
+++++++++++++++++++++++++++++
eri (仮名) さん(女性)
2006年06月25日02:13
今日…もう昨日になってしまうのか。
横浜美術館でやっているイサムノグチ展と、美術館入り口で行われていた
パフォーマンス「むせかえる世界」に浸ってきた。
どちらも素晴らしく、特に「むせかえる世界」は
刺激的でビシビシきた。
20mもの広さの巨大な真紅のワンピースを身にまとい2mの高台からわたしたちを見下ろす美女。
そのスカートの中に入ってゆく意外、彼女と話す手立てはない。
スカートの中をのぞき見る願望。
男性ならば誰にでもありそうですが、私も入れるものなら入ってみたいぞと
(ストリップに関心ありに近いです)
よいしょとスカートの端を持ち上げて、巨大スカートの中へ侵入した。
写真を見ていただきたいのだけど、スカートの中へ侵入するその時の姿が怖い。
まるで、美女の元に突き進む性犯罪行為に突き進むような、
赤いビロードのスカートの襞の動きが、なんだか猛獣っぽく見えるのである。
巨大スカートを穿く女性は、作品の作家の方である。
マルセル・デュシャンの作品『(1)落下する水、(2)照明用ガス、が与えられたとせよ』は、
観客は覗き穴から作品を見る。
その覗き穴を覗く観客の姿が妙に、性風俗の覗き穴、もしくは覗きの犯罪的な行為を思わせるのである。
なんだかそれを思い出した。
真紅のスカートの内部には私が潜り込んだ時には何人も人がいた。
ああ。なんだか複雑。
ラベンダーの香がたちこめる、まさに作品のとおり
「むせかえる世界」だったのだが、あたたかな空間が存在し
子宮の中のよう。ずっといればいるほど癒されるような
小さな赤い宇宙があった。
男性ってこういう気持ちなんでしょうかね?
中から見上げると、女性のおしりとパンツが見えた。
なんとも直視できないけれど、チラと見ては下を見てしまう。
と、様々な感覚を持つことができた、すてきな、刺激的な、
インスピレーションを呼び起こす、とてもいい出会いでした。
もっともっと美術館に足を運ぼうと思った。
photo (C)Norico Sunayama
撮影 ART LAB OVA
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■■パフォーマー体験ノート Subject: 初日報告■■
http://musekaeru.exblog.jp/5139028/
2006-06-27T00:42:00+09:00
2006-07-03T22:31:33+09:00
2006-06-29T00:42:28+09:00
musekaeru
パフォーマー体験ノート
その時のパフォーマーたちによる「むせかえる世界体験レポート」です。
<むせかえる世界基金参加者のためのメーリングリストより抜粋>
+++++++++++++++++++
From: ヅ ART LAB OVA
Date: 2006年6月16日(金) 午後11時51分
Subject: 初日報告「むせかえり、むせかえらせ…」
みなさん、むせかえりスンバラシイです!
みなさん、できる限り来て、できる限り、尻を体験してください。
姿勢も、演じ方も、尻も、十人十色。
むせかえり方も十人十色。
あの椅子の上からの景色は、すごくいいです。
眺めいいです。
女装子さんもドレス願望、満たされること間違いなし…ていうか、あれを経験してしまったら、中毒になってしまうかも?
みんなが「きれいなお姉さん」と呼んでくれます。
若い男が入ってくれないと少しショックです。
タイプでない男が入ってくると恐怖を感じます。
知人にも入ってほしかった。
横浜日仏学院長フィリップが入らなかったのも、美術館学芸員の松永さんが入ったもののこどもが出たがったので上を向かなかった、というのも聞いて、なぜかむかっと来ました。(笑)
上半身の姿勢やあり方をつい気にしてしまいます。
どんなポーズ、どんな風にいれば、ドレスにふさわしいのか、すごく考えました。
その結果、上半身と下半身は、別々になってしまう感覚がありました。
「ふだん見せていないところを見せる」というアベコベの状況は、思ったより、感じました。
お尻は、覚悟してきたのですが、実は、足の指の表情が気になりました。
指って知らぬ間に動かしているものですが、手の指とちがい、足の指の動きを人に見られることを意識したことなかったので、とまどいました。
また、顔のしみやしわなど、「上半身の老い」をさらすことには、徐々に慣れてきているつもりでしたが、かかととか、セルライト、お尻などの下半身から「年」を感じ取られるのは嫌だな、と思いました。
一方で、純さんのパフォーマンス、すごかったです。
上半身、猫背、両手ぶらり。
まったく無防備なようでいて、実は、脚をのばし、開いていたのです。
人が来ると入りやすいようにスカートを持ち上げ、その姿は、まさしく、「逆分娩」。
ちょうど、分娩室の手術台のような感じでした。
驚きました。
男性パフォーマー西堀くんも女装せず「男」のまま座りました。
上半身も下半身も、女性と見え方が、まったくちがったので、驚きました。
そして、ひぐちまさよさんもスナッチも全然座り方がちがうのです。
お尻の見え方も全然違います。
お腹はあまり見えないみたいです。
ヅの場合、スナッチ以上に小柄で、小学生体型なので、お尻がじょじょに割れはじめ、少し焦りました。
椅子を降りたら、懐中電灯が点したまま、上部に向けておいてあり、ショックでした。
「スカートの中はほのかな明るさ」と思っていたら、ずっとあそこを照らされていたかもしれなかったのです…。
本日、怒った方が2人いました。
二人とも40代後半から50代くらいの女性でした。
ひとりは、「熱い!」とか、「何がアートかわからない!」と叫んでいました。
どうも、スカートに入ったものの、作品の一部である「下半身」を見ることは拒否していたようで、「スカートの布ごしに外の風景を見ればいいの!?」「客にこんな熱い思いをさせるなんて!」と出ていってしまいました。
ひとりは、作品の記録に来てくれいた人(=関係者)の子ども(2才)が暗くて不安で泣いたのに、「エロと芸術はちがう!」というようなことを叫びながら、子どもの泣くスカートにすごい勢いで潜りこみ、その後、親にも確認せず、美術館にクレームつけていました。
最終的に、その子の母親に「暗いから泣いただけ」と説明してもらったら、とつぜん笑顔で「ならいいんです」
といって帰っていかれました。
そのほか、いろんなことがありました。
明日からも目が離せません!
+++++++++++++++++++++++++++
From: 純
Date: 2006年6月17日(土) 午後3時16分
Subject: 初日むせかえり終えて。
むせかえる皆さま。
初日無事に、むせかえり終えることができました。
ありがとうございます。
思っていたよりも足を自由に動かせたので、ヅさんのレポート(とても面白いレポートありがとうございます!)通り、スカートの中で色々とやってみました。
昨日は、人が少なかったので、入ってくる人にはサービス精神が出たということもあります。
ボランティアパフォーマーのひぐちまさよさんともお話していたのですが、一人で積極的に入ってくる知らない男性にはやはり恐怖を感じると思います
(まだ昨日はいませんでした)。
しかし、女性ならば大歓迎、「足を触ってもいいですか?」と聞かれても「どんどん触ってください。」という気に・・。
たとえ相手がレズの人でも、自分は異性愛者でありますが、擬似同性愛の気分はよくあるので、むしろ触ってもらいたいかな。と。
そして男性だと、やはり、見られる程度がいいなと思いました。
あと、感想をどんどん言ってもらえるとすごく嬉しい。
別に興奮するならするでも、言ってくれたら安心します。
外側に立って、一人で黙ってずっと私を見ている男性がいましたが、興味がありそうなのに最後まで入ってこなくて、やはり入る側にも勇気がいるんだなと思いました。
なんだかまだ、よく考えがまとまりません。
とにかく日曜は、もっと上半身に緊張感を持たせてやってみます。
また違う体験になりそう。
楽しみです。
砂山さんにも、最後少しお話できて嬉しかったです。
美しさと可愛らしさが共存していて、素敵でした!
皆さんのスカートの中にも入ってみたいです。
■■むせかえる世界基金■■
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ボランティア参加やご寄付など、皆様のご支援、ご協力をお待ちしております。
*ボランティア参加は閉め切りました。
寄付はまだ募集していますので、よろしくお願いします。
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■■むせかえるトークSubject: 性について■■
http://musekaeru.exblog.jp/5123428/
2006-06-26T03:20:00+09:00
2006-07-01T00:11:34+09:00
2006-06-27T03:20:33+09:00
musekaeru
むせかえるトーク
*基本は、砂山典子と事務局とボランティアパフォーマーの事務連絡用のものですが、活発なやりとりもあるので、寄付者にも公開しています。
・以下、「Subject: セックスボランティア」「Subject: 性的介助について」の続きにあたる「Subject: 性について」です。
+++++++++++++++++++++++++
From: 砂山典子
Date: 2006年6月12日(月) 午後11時30分
Subject: 性について
> スナッチさんの言われるように、それも一つの癒しの方法であるべき選択が全く持っ
てないのです。
> 誰も触れない、話そうともしない、まるでもともと存在していないもののように
どこの病院でもそうなんでしょうね。
「性」について話せる公の場というのは少ないでしょうね。
私は、S/Mの世界の人、変態の人達、つまりアンダーグラウンドな人々との交流があるので、そういう現場では隠されている事が表に出まくっています。
> 当たり前に医療は日進月歩しているのです。
> それはタブーというより、それは存在の無視と言ったほうが正しいのかもしれませ
ん。
ふむふむ、明華さんの中で、「性的なケア」を取り入れての看護を考えているという事でしょうか?
> そのため、患者を性的行為(というのが正しい表現じゃないかもしれない)による癒
しの可能性が知りたい。
なかなか難しいでしょうね。
もし、私が看護士だとしても、急に性的行為を駆使できるかっていうと、そら躊躇します。勇気がいります。
行為としては、カウンセリングという形で話をする事から始めるのだろうと思います。
+++++++++++++++++++++++++++++++++
From: 明華
Date: 2006年6月13日(火) 午後4時49分
Subject: 性について
そうですよね。
私はそれこそ患者さんの性的ケアについて無地、無知に等しいので、
先ずそれがどういうものなのか、自分の価値観だけでなく社会的範囲でも輪郭が見え
てくればいいと思います。
医療の現場で実現するのは難しくても、在宅で性的ケアが出来る環境の情報提供を盛
り込む、とか。
日本の医療で特に看護は考え方がとても遅れているのです。
(基準は知りませんが、アメリカより20年遅れと聞いたことがあります)
そもそも、社会のいろんな場面で性的な事柄がタブーとされる理由は何なんでしょ
う?
性的行為はいったいナニモノなんでしょうか?
「コミュニケーション」として扱われるのであれば、こんなにも封印されたり特別視
されるることはないですよね。
原始的性の営みだとすれば、それは文明がより高い所に来ているということでしょう
か。
そこを封印、タブー視することで、より神秘的なものとして扱っていると言う事で
しょうか。
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From: 砂山典子
Date: 2006年6月14日(水) 午前0時29分
Subject: 性について
「性的介護はボランティアになり得るか?」
私は無理だな?。金銭絡めないと無理ですな。
マッサージなら大丈夫。という。
何かしらボーダーラインはソレゾレあると思います;
> そもそも、社会のいろんな場面で性的な事柄がタブーとされる理由は何なんでしょう?
> 性的行為はいったいナニモノなんでしょうか?
> 「コミュニケーション」として扱われるのであれば、こんなにも封印されたり特別視
されるることはないですよね。
いや、ある種特別しなきゃつまらないと思う事もあります。
そんなにあからさまになってしまったら、隠されてなきゃ、色っぽく感じないと思うのです。
マッパダカより、少し下着を身に着けてる方がSEXYだと思う事と一緒です。
タブーを楽しむ事もカルチャーにはあります。
しかし、無用なクローゼット社会もある。と。
> 原始的性の営みだとすれば、それは文明がより高い所に来ているということでしょう
か。
> そこを封印、タブー視することで、より神秘的なものとして扱っていると言う事で
しょうか。
そう、神秘性無くなったら、やはりツマラナイ出来事でしかないと思います。
■■むせかえる世界基金■■
伝説の赤いドレスを目覚めさせ、作家の故郷である横浜に甦らせるために「むせかえる世界基金」を設立いたしました。
ボランティア参加やご寄付など、皆様のご支援、ご協力をお待ちしております。
*ボランティア参加は閉め切りました。
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〒231-0062横浜市中区桜木町3-13大島ビル5FART LAB OVA内
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From: な
Date: 2006年6月23日(金) 午後11時53分
Subject: むせかえってみて
みなさま、
ブロンズコースの「な」です。おつかれさまです。
今日は、ちょっとお手伝いをしようと夕方美術館へ伺いました。
中に入って思ったこと。
自分からコミュニケーションを取ろうと思わなければ、
足も美術品のようなものだなぁと思いました。
中に入っている人たちは、それぞれ、じっくり見たり、
写真を撮ったり、友だち同士で話したり、
美術館の中で、常識の中で、鑑賞をしているような
そんな光景でした。
人だ、とか、心がある、とか認識できる手がかりが、
スカートの中には少ないのです。
でも、コミュニケーションを取り始めると、
一気にリアルになります。関わり方が深くなっていきます。
当たり前と言えば、そうなのかもしれないけど、
生足を目の前にしても、顔が見えなければ、
顔が見えている状況とはさっぱりわけが違うと思いました。
いろんな場面で、命があることとか、心があることとかが
見えない世の中だったりするけど、それってやっぱり
コミュニケーション不足なんだろうな。
スカートの中に子どもが入ってきたら怖いって感覚がもしあるとしたら、
それは、子どもたちのコミュニケーションの取り方が不器用になってきている
ということにも関係あるのかも?一概には言えないけど、何となく思いました。
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From: 砂山典子
Date: 2006年6月24日(土) 午前0時53分
Subject: Re: むせかえってみて
「な」さん
今日は差し入れなどありがとうございます。
やっとお会いできたのに、バタバタしていて申し訳なかったです。
> 自分からコミュニケーションを取ろうと思わなければ、
> 足も美術品のようなものだなぁと思いました。
なるほどね〜ですかね。
あんまり沢山の人が入って来るのも考えもので、なかなか喋りにくいのだと思います。
「ジックリ一人で考える場」という状況になかなかならない。
新聞に載ってしまったし、更にバタバタして、単に脚を見て通過して行く人が増えてしまうかもしれないですわ。
> 人だ、とか、心がある、とか認識できる手がかりが、
> スカートの中には少ないのです。
> でも、コミュニケーションを取り始めると、
> 一気にリアルになります。関わり方が深くなっていきます。
う〜ん、でも、ジットじっくり中にいて、見上げていると、
脚の、尻の微細な動きに、言葉は無くても、
その脚を愛おしく思ったり、反対に蔑みの感情が生まれる人や、
エロっぽい気分になったり、安堵感を感じたりするのでは無いでしょうか。
だから、しばし中で考える時間が必要なんだと思っています。
> いろんな場面で、命があることとか、心があることとかが
> 見えない世の中だったりするけど、それってやっぱり
> コミュニケーション不足なんだろうな。
自己愛が強すぎて、他人が見えないし、邪魔だったりするんでしょうね。
今日、若者男子4人組が入って来たことに、少し不安と嫌悪感を感じました、久しぶりの感覚。
スカートを無下にひっぱり、断りもなく中で写真を撮ろうとする。
出て行く時も全くこちらを振り返らず、「砂山につながっているスカート」という意識は全くない感じがあり、非常に残念な気分です。
ま、この若者達に限らず、なんだか手荒にスカートを扱う人は、少なくありませんが。
外側で人が入っているのを見ているのに、気がつかないのよね、そういう人達って。
鈍感な人多いと思います。
これが私の思うところのエレガントの反対側の一例であります。
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From: な
Date: 2006年6月24日(土) 午前1時12分
Subject: Re: むせかえってみて
砂山さん、さっそくの反応をありがとうございます。
> 脚の、尻の微細な動きに、言葉は無くても、
> その脚を愛おしく思ったり、反対に蔑みの感情が生まれる人や、
> エロっぽい気分になったり、安堵感を感じたりするのでは無いでしょうか。
そうなんだと思います。
でも、私の感覚の中では、それはそれで独立してしまっているように見えていて、
言葉でやっと、スカートの上とのつながりを感じる。
そんな私の方が、コミュニケーションが不足しているのかも?
言葉のない中で、人に対する感情が生まれるほどじっくりと過ごさなかったからなのかもしれないですね。
足、というより、うっすら赤い世界に突然入ってくる見知らぬ人となぜか自然にお話してしまう
そんな状況の方が気になって、意外と小さな密室の中で、見知らぬ人を観察したりしてました。
photo (C)Norico Sunayama
撮影 ART LAB OVA
<巨大なスカートの中は、あなたの、もしくはあなたの愛する人のスカートの中と同じ状態です。
スカートを着用した人本人に確認をしない撮影、また、本人に撮影の許可を得たとしても、無断でどこかに転載することはだれかを傷つけることになるかもしれません。
「想像力をはたらかせて、他人に思いやりをもって接してください。」
それがアーティスト砂山典子からのメッセージです。>
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2006-06-24T03:03:31+09:00
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<事務局より>
6月22日(木)の朝日新聞の夕刊に大きく赤いドレスが掲載されました。
その時のパフォーマーが彼。
スカートの中は、知らぬ間に若い女性でいっぱいになっていました。
彼に会いたい人は、横浜日仏学院にいってください。
photo (C)Norico Sunayama
撮影 原万希子
パフォーマー Jean-Basile ROLAND
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