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2006年6月16日-25日まで、横浜美術館のグランドギャラリーでむせかえる世界の展示が開催されました。 その時のパフォーマーたちによる「むせかえる世界体験レポート」です。 <むせかえる世界基金参加者のためのメーリングリストより抜粋> ++++++++++++++++++++++++++++++ From: 純 Date: 2006年6月20日(火) 午前3時15分 Subject: 「子どもの暴力」と二日間の感想など。 6/16(金)19:00-20:30と18(日)10:00-12:30、むせかえる世界の純です。 18(日)に、子どもが集団で大騒ぎしたり、男の子が股間を触ってくるハプニングがありました。 私は精神的に傷ついたとかそういうことは全くないのですが、逆に対応の仕方がまずかったなと反省しています。 一日、自分の体験について考えていました。 以下、ハプニングの報告と二日間の感想をまとめてみます。 いろいろと反省点の多い二日間でした。 16(金)は、ほとんどお客様がいらっしゃらなかったのと、たまにスカート内に入っていらしても、トーク・ショウを見にいらしたお客様など、大人のお行儀のいいお客様ばかりだったので、私も余裕のある自由な対応が出来ました。 ですが、初めてで勝手がわからず手探りでやってみたという感じで、不完全燃焼。 ヅさんが、私のパフォーマンスを面白いと思ってくださってとても嬉しかったのですが、自分としては、その良さを生かしつつ、もっとエレガントさを出したかったなと、反省。 まず、外側の上半身が猫背なのと手の位置について次は変えようと思いました。 しかし、お客様の反応については、一日目やってみて大人しい方ばかりだったので、甘く考えてしまったと思います。 18(日)。 朝からスナッチさんにメイクをして頂いて(金曜は自前メイクで控えめだったので、全く違う印象の幻想的な雰囲気にして頂き楽しかった!)、朝一の出番。 日曜日なので若いカップルや子ども連れが多い。 上半身を金曜よりも固定させて下半身とのギャップを出してみる。 その効果あってか、私を人形だと思った人が何人かいて、出てきてから人間だと気づいて驚く人、上半身は人間だが下半身は人形だと思い込む人などいて面白かった。 金曜にはなかった反応だ。 お昼すぎ、子どものアトリエの子ども達が集団でやってくる。 大騒ぎで大勢が同時にあらゆる方位からスカートの中へ入ってくる。 ワーワーキャーキャーと歓声の渦。 無法地帯。 自分が遊園地の遊び道具になった気分。 ちなみに、私は子どもの扱いには不慣れ。 自分自身が「きみって子どもみたいだよね。」と日頃よく言われるくらいなので、 すっかり友達が来たーくらいの気持ちで足をくすぐってきたりしても一緒になって遊んでいた。 最初はそれでよかったのだが、子どもは調子に乗るもの(自分もだが・・)。 一人の男の子(8歳くらい?)が「コショコショコショー!」と足をくすぐっていたのが段々「カンチョー!」と言ってお尻をカンチョウしだした。 そしてしまいにはパンツの横から指をくすぐり気味に入れてきたのです。 カンチョウの時点で、すぐに立ち上がったり、逃げたりしたのですが、それにも限度があり、あまりにもしつこいので、軽く足で蹴ってしまいました。 (これは、下が見えない状態でやっているので、やるべきではなかったととても反省しています。) 男の子は何度もスカートを出たり入ったりし、私にちょっかいを出してきました。 保護者としては、その子の父親らしき人がスカートの外で立ってぼんやり見ているだけで、その子が中で何をしているかは、気づいていない様子。 何回目かで、父親に「ほら、もう行こう!」と言われてやっと、「わかったよ!もう行くよ・・。」と、また入りたいのを諦めて「カンチョー!」と言いながら去って行きました。 砂山さんがおっしゃるように、周りの大人にやめさせてもらうとか、自分でも注意するとかすればよかったです。 なぜダメなのか、この作品のテーマである重要な問題なので、もう少しやりようがあったなと・・。 でも、非常にいい経験になりました。 これからの言動に生かしたいと思います。 あと、スカートを介助しすぎない。 これは金曜には介助しすぎたので、今回はしないようにしたのですが、やはり「自分で出口を見つける」ようにするのがいいと思いました。 ただ、子どもの集団の時は、スカートがあちこちから引っ張られて椅子から落ちそうになって危なかったです。 ハプニングの件といい、エレガントさを保ちつつ、自分の身を守ることがこんなに大変だとは、今回体験するまではっきりとはわかりませんでした。 セクシーであることや女性(男性)として魅力があることは、とても素敵なことだし、自分はそうありたいと思っています。 しかし、だからと言って、何をされてもいいということでは決してない。 あまりにも、女性(男性)個人個人を理解するとき、その人が性に対して保守的か開放的かどちらの性格なのかという二元的な両極端に判断されすぎているなと実感しました。 砂山さんが問題提起されていることは、そういうことなのか!と、今更わかってきた純であります。 あと、終わって下に降りるとき、介助してくださる方に手足をぶつけないように気をつけてください。 私は、砂山さんの口の中に手を突っ込んでしまいました。 目じゃなくてよかったです・・。 本当にすみませんでした。 金曜に、砂山さんのパフォーマンスを少しだけ見ることが出来たのですが、なんとも言えずよかったです。 「特別なことをしなくても、いい。」 「自分は自分で、いい。」 それこそが魅力なのだ、と気づかされました。 自分もあのような姿勢を目指したいと思いました。 ありがとうございます。 ああ-、それにしてもこのテーマは探求が尽きません。 あと残り6日間、皆さま頑張ってくださいね!! また顔出します。 ++++++++++++++++++++++++++++++ From: ヅ ART LAB OVA Date: 2006年6月20日(火) 午後11時00分 Subject: <重要!要確認!> 純さんの「集団子ども事件」、下手すると事故につながっていたかもしれません。 子どもは子どものコミュニケーション法があるので、扱い次第で、どうにでもなってしまうこともあります。 純さん自身が反省していらっしゃるとおり、この作品の意図からいって、自分の身(相手の身も)を守るためにも、「威厳をもって、きちんとノーという」必然もあるかもしれません。 今週末には、こどものアトリエ開催はないようですが、それでも、イサムノグチ最終日ですし、団体客の存在含めて、信じられない自体になる可能性もありうります。 パフォーマーとして、堂々と「イヤな時にはイヤ」といえる絶好の機会でもあります。 あなたなら、逃れられない椅子の上で、イヤな目にあったら、どうしますか? これから、椅子に座る方々は、ぜひ、その辺もご一考の上、身を引き締めて臨んでください。 ちなみに、男性パフォーマー西堀くんも、年輩の女性から、ペンで足をつつかれたり、集団の年輩の女性に足をいきなりなでられたり、かなりセクハラされています。 セクハラは、女性にも男性にも誰にでも起こりうることです。 椅子に座った時に目の前に拡がる、平和な風景とは裏腹に、スカートの中では、様々な危険が潜んでいる可能性があるのです。 おまけ: この作品だけに限っていえば、中年の女性たちの奇異な行動が目立って感じられ、逆に、同年代の男性たちのシャイさがかわいらしく見えます。 たとえ集団でも成人の男性たちが、スカートの中で悪さをした報告はまだありません。 でも、一方で、彼らは、家に帰ると家族の中で奇異だったりすることがあります。 たとえば、うちの父は、すごく真面目な銀行員でしたが、定年後は、庭の柵作りに情熱を傾け、ネコが入れない庭にするために、最終的に家族も庭に入れない柵を作ってしまいました。 また、やはりとても真面目な友人の父は、定年後、「となりの家の犬」に名前をつけ、勝手に餌を与えて飼っているのだそうです…。 そして、例の女性たちも、家に帰ると案外、普通だったりするのではないか?とも想像しています。 まあ、よくわかりませんが、社会でのそれぞれのあり方と、この作品との対峙の仕方には、なにかがあるのではないか…と感じはじめているこの頃でもあります。 ■■むせかえる世界基金■■ 伝説の赤いドレスを目覚めさせ、作家の故郷である横浜に甦らせるために「むせかえる世界基金」を設立いたしました。 -幻のドレスとフレンチビデオアートetc.でむせかえる横浜美術館-■■"un musee parfume": A SULTRY WORLD■■ ■■むせかえる世界基金■■Fund for "A SULTRY WORLD"■■ ・お申し込み/お問い合わせ ■むせかえる世界基金事務局 〒231-0062横浜市中区桜木町3-13大島ビル5FART LAB OVA内 E-mail:musekaeru@excite.co.jp BLOG:http://musekaeru.exblog.jp/ MIXIコミュ<むせかえる世界基金>もあります 関連リンク: □横浜美術館 □横浜フランス月間・2006 ▲
by musekaeru
| 2006-07-03 06:20
| パフォーマー体験ノート
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